[投資] 投資の指標 利率 とは

投資指標の1つである 利率 (interest rate) を説明します。

投資指標の必要性

1口に投資と言っても、さまざまな投資があります。

元手に大量の資金を必要とするもの、非常に時間のかかるもの、本当にさまざまです。

そのなかで、自分にあった投資を見つけるためには、どのような投資かを特徴づける物が必要です。

その1つとして、利率(英語では、interest rate と呼ばれます)をを紹介します。

利率

利率は、投資した金額に対して どの程度の利益が得られるかを その割合で表したものです。

英語では、Interest Rate(インタレスト レート)と呼ばれます

銀行預金に対して、利子が付与されますが、その利子の預け入れ金額に対しての割合が利率です。

MEMO

銀行預金も投資です。非常に安全であるため、投資と思って預金している人は少ないと思いますが、立派な投資です。

非常に少ないリスクしか許容できないケースでは、(日本の)銀行預金は有効な投資先です。

投資家としての預金者が、現金を銀行に預け入れることで銀行に投資しています。一定期間後、その見返りとして金利分が付与された現金を受け取ることができます。

銀行預金に限っては、金利分は 利息 と呼ばれます。

利率は、
$$ 投資額に対しての利益 \div 投資額 = 利率 $$
という計算式で求められます。

通常、1年間の利益に対しての投資金額の割合(パーセント)で表されます。1年間であることを明示的に表現するために、年利率 と言われることもあります。

試しに計算してみましょう

普通預金の利率

普通預金の金利が 0.001% としてみましょう。

このとき、10万円預けておくと、1年後には、
\(100,000 \times 0.001 = 100\) という計算で、
100円が利息として付くことがわかります。

この時の 利率は、
$$ 100 \div 100,000 * 100 = 0.1 (\%) $$
という計算で求められます。

株式投資の利率

現金100万円を元手に、株を購入し、1年後に110万円で売却できたとします。

利益は、\(110万円 – 100万円 = 10万円\)ですから、

$$10万円 \div 100万円 \times 100 = 10 (\%)$$

という計算で、利率は、10%とわかります。

注意

上記の計算は、あくまでそれぞれの数値を仮定した上での計算です。それぞれの投資の一般的 利率 を表しているわけではありません。

利率についての注意事項

利率は、数多くある投資の指標の中で、非常にシンプルなものです。

「いくら投資」したときに「どのくらい増やすことができるのか」の増える割合を表すものです。

非常にシンプルで わかりやすいのですが、以下の点が考慮されていないことに気をつける必要があります。

リスクは考慮されていない

これから行おうとする投資に対して、利率 を計算するということは、予想する利益に対しての計算となります。注意する点は、あくまで 予想は予想でしかないということです。
どの程度の確率で達成できるかは予想利益には反映されていません。

あくまで予想通りの利益が得られた時のケースでの利益率なので、予想通りの利益が得られるかどうかのリスクは 利率 では考慮されていません。

投資は、利益率以外にも考慮すべきことが多くありますので、利率 は あくまで投資の1指標である ということを考慮しないといけません。

金額の大小は考慮されていない

利率 は、その名前に 率 が含まれていることからもわかるように 割合を表現している指標です。

ですので、分母部分である 投資額の大小は、考慮されていません。

たとえば、利率 が 50% という投資があったとしても、1000円までしか投資できない投資では、魅力が薄いでしょう。
利率 がすこし低いなと考える投資でも、(例えば)1億円の投資額で考えると魅力的になってきます。

まとめ:利率 は、その投資でどの程度の利益を得られるかを表す指標

ROI は、投資利益率を表す指標
  • 利率は、投資する金額に対して どのくらいのリターンがあるかがわかる指標
  • 利率 は、\( 収益額 \div 投資額 \times 100\) として計算できる
  • 投資可能額の大小は考慮されていない
  • 投資のリスクも考慮されていない